チェロのお稽古

私が教わってきた練習の仕方を動画に撮ってみました。

動画作成にあたって

チェリスト佐藤智孝のホームページをご訪問下さり、有り難うございます。

当サイトでは、私が習ってきた弓の持ち方やチェロの構え方といった基本的な事について、少しばかり綴ってきました。

きっかけ

私がチェロの弓の持ち方や構え方といった基本的な事に関して書いたのは、部活動でチェロを始めたという高校生(当時)からメッセージを頂いた事がきっかけでした。

学校の部活動でチェロを始めたというその方によると、先輩からチェロでは弦を押さえる時には小指を使わないと教わったそうなのです。

それ故、ずっと小指で弦は押さえないモノだと思っていたとの事。

そして、ずっと左手の小指は使わずにチェロを弾いてきた、練習してきたそうなのです。

非常にびっくりしました。。。

ですが、もし一番最初に『弦を小指では押さえない』と習ったら・・・そういうモノか・・・と思ってしまうのも仕方が無いのでは、と同情してしまいました。

先生がいない方の為に

チェロに限らずですが、楽器演奏の上達への近道は、先駆者に習う事、良き指導者に教わる事かと思います。

ですが、前述の方の様なケースが起こり得る事を知り、私自身、まだまだ学んでいかねばならない身ですが、自分の経験を少しだけ綴ってみました。

因みに、これは東日本大震災の前であったと記憶しています。。。

ただ、書き始めたは良いモノの・・・やはり、文章でチェロの弾き方を伝えるのは難しく、あっという間に書く事を止めてしまったのですが・・・

それでもこの間、非常に多くの方からメッセージを頂戴しました。

そして、頂いたメッセージから、私が思っていた以上に、チェロを習いたいけど習えない方が多い事を知りました。

私が教わってきた事を伝える事で、何らかの事情でチェロが習えない方の一助になれれば・・・という思いはずっと有ったのですが、サイトに公開する、ネットにアップするという事で、万が一誤解、曲解されたら・・・と思うと、気が引けてしまい、記事の更新はずっとストップしていました。

ですが今回、動画を撮る気になったのは、私がお世話になったヴァイオリンの山岡耕筰先生への恩返しになれば、との思いからになります。

山岡耕筰先生

山岡耕筰先生は、私が芸大に入学した時の弦楽科主任教授だった先生になります。

そして、私が結婚する時には、婚姻届の証人にもなって頂いた大恩人になります。

山岡耕筰、山岡みどり、児玉さや佳、佐藤智孝

上の写真は、山岡先生ご夫妻と、私たち夫婦。

この一枚は、山岡先生が亡くなられる一年前位の写真で、私の誕生日にご招待頂いた席になります。

そして、私は全く知らなかったのですが、山岡先生はヴァイオリンを中学生の時から始めたそうなのです。

しかも、最初は全くの独学!

ヴァイオリンのレッスンを受け始めたのは、高校生になったからとの事。。。

この話は度肝を抜かれる程にビックリしました。

早期教育が当然のヴァイオリンで、中学から独学で始め、初めてレッスンを受けたのが高校生・・・

それが後に芸大で教鞭を執り、多くの俊英を輩出したのですから、先生の努力がどれほどだったかは想像に難くありません。

そして・・・恐らく心の奥底には『小さい頃から習っていれば・・・最初からきちんとレッスンを受けられれば・・・』という思いも有ったのでは・・・とも慮ってしまいました。

私の練習方法について

当サイトで何度も何度も書きましたが、師匠がいる方は、ご自分の先生の指導に沿って練習する、ご自分の先生から与えられた課題を熟すのが上達への一番の近道です。

私が動画をアップするのは、何らかの理由でチェロを習えない方の一助になれば・・・との思いからという事をお酌み取り頂けますと幸いです。

間違ってもご自分の先生に『サトーって奴の動画に云々・・・』等、報告するのは絶対にお止め下さいませ(非常に重要なお願いです)。

先生に習われている方は、私の動画は絶対に見ない方が良いです。

師匠がいる方は、ご自分の先生の指導に沿って練習して下さい。

ご理解頂ける事を願いつつ

2020年2月29日

佐藤智孝

動画のチャンネル⇒チェロのお稽古